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IPオープンネットワーク
IPとは
インターネットは世界規模で拡大しており、いまや社会的インフラとして位置付けられています。そのインターネットの世界の根本を支えアプリケーションとアプリケーションのコミュニケーションを中継ぎする役目がインターネット・プロトコル(以下IP)です。中でもTCP/IPは、インターネットやイントラネットで標準的に使われるプロトコルです。 現在のアドレス体系は、IPv4(バージョン4)ですが、インターネットの急速な普及により数年後には、枯渇されることが予想され、IPv6への早急な移行が急務となっています。
ネットワークの比較
建物内に敷設される従来のネットワークは、各設備そして各メーカーの独自なネットワークで構築されています。(イメージ図参照(右図)) その為、お互いの互換性に乏しく、高価なインターフェースが必要になります。そのため現在は汎用技術のEthernet、TCP/IPを使用した、オープンなネットワークが求められています。
建築設備ネットワーク
ネットワークの高速・大容量化、ルーティング制御、セキュリティの汎用技術等を採用する事によって設備ネットワークを統合するIPネットワークの構築が可能となりました。(下図参照) 現在、地球環境問題・省エネ対策等が注目されています。各設備を分散制御するとともに、フィールドデータを有効活用することによって、より一層の省エネルギー化・省力化を図ることが可能となります。またビルの資産管理を効率良く行う為のインフラとしても有効活用されることが期待されています。
ネットワーク技術
- ネットワークの高速・大容量化
- 高速なインターネット利用や動画などの高密度データの伝送を可能にするために光ネットワークを基幹に敷設し、ブロードバンド化(高速・大容量データ伝送)を実現します。
- 帯域制御技術(QoS)
- ネットワーク上で、ある特定の通信のための帯域を確保し、一定の通信速度を保証します。
- ルーティング制御(高速L3スイッチ等)
- TCP/IPネットワークにおいて、目的ノードまでパケットを送信するとき、最適な経路を選択して送信します。
- セキュリティ
- ファイアウォール(FW)、送受信データの暗号化、ウィルス対策ソフトの導入など
IPオープンBASシステム構成例
センタシステム機能例
汎用技術の適用・・・
- H/W(PCベース)
- S/W(パッケージS/Wの有効活用)
- ネットワークインフラ(LAN、制御ライン、無線、WANなど)
- 市販製品を組み合わせた冗長化方式
- 冗長化対象:Ethernet-LAN、BA,BEMS(ASP),Web各サーバ
サーバの冗長化:フォールト・トレラント・サーバの採用
ネットワーク幹線の冗長化
スイッチングHUB、幹線Ethernetケーブルの2重化
Webの有効活用 ・・・
テナントサービスの充実/某ビルポータルサイトの運営一般的なテナントサービス
- 時間外・休日出勤申請
- 会議室予約
- 空調運転の延長申請、入館・入室申請
- グループウエア・ホスティングサービス(ASP)
- ケータリングサービス
- 有料会議室予約
- どこでもインターネット・Webサービス
BEMS関連機能を充実・・・
- 他の被管理ビルに対し、BEMSソフトウェアを提供
- BEMS関連アプリケーションサービス
施設、設備管理
エネルギー管理
制御パッケージ等
上記のアプリケーションの共通利用
メンテナンス性に優れたシステム ・・・
- 増設改造時の容易なエンジニアリングを可能とするツールの提供
- 基本的にはオンラインで変更可能なシステム
保守マンに優しいシステム ・・・
- 施設、設備管理ツールの充実
- 巡回、点検向けツールの提供 (モバイル + PDA)